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martin laminate kit 製作記録

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 laminate kitは2002年の秋頃より販売されています。
laminateは合板を使ったキットでギターそのものの魅力は乏しいのですが、
初心者が初めて作るギターキットとしては魅力がありそうでしたので、購入してみました。
このホームページの趣旨からしても今後ギターキットから製作される方の参考になるのではないかと思います。


製作開始 2002 12月
製作完了 2004  2月                       
2002 12/15
  ネットよりオーダーをしました。2日後にメールで送料が○○ドルかかるが良いか?と問い合わせが来ます。当然英語ですが、翻訳ソフトに辞書があればなんとかなります。12月20日に発送され、年明け早々に到着しました。関税も2万円を超すと取られますね。
マーチンは郵便局から運ばれてきます。ちなみにlmiも郵便局です。stewmacはdhlです。
2003 2/6
 梱包を解きました。今回は関税局で中身を見たようです。変なものを輸入していないか調べているんですね。まあ、変な物と言えなくもないか?
 以前購入したキットでは新聞紙が梱包材に使われておりましたが、今回は発砲材がいっぱい詰まっていました。lmiと同じやつです。
 このキットは199ドルということで、今までのマーチンキットからすると格安になっています。多分ギターキットの中では一番安く手に入れることが出来るものだと思います。
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 一通り部材を見ていきましょう。トップとバック材は段ボールで覆われ、一番下に入っています。写真左がサイドベンドされた、サイド材です。その横がネック材、上にフレットとバインディング、ネックブロック、右がその他のパーツがまとめられています。
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 このキットの特徴の一つである、ボルトオン式のネックとネックブロックです。ネックブロックは合板で出来ています。

 ちなみにこのキットは1スタイルです。合板キットはD1スタイルとこれと2種類しかありません。作りやすさではDタイプの方が曲線が緩やかなのでお薦めです。上位のD28キットにはブループリントもついていましたがOOOタイプにはつきませんでした。1スタイルにもついていません。D1にはついているかな?
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 サイドはマホガニーの合板です、3枚を貼り合わせているようです。
 自作をしていくと合板よりも単板指向になっていきます。単板での音の響きが良いからです。いろんな材を試すのも楽しみです。でも、初めて作る場合は合板でもいいかなと思います。材が安定しているからです。
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 トップは単板です。シトカスプルースですね、一目見てわかります。グレードはどうでしょうか?木目を見た感じは悪くないというよりも、十分美しい木目です。
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 ロゼッタはすでに入れてあります。きれいな仕上げですねえ、私がやったらこんなにうまくできません。
 こうした部分はかなり神経を使う作業なので、初めて作るならとても嬉しいサービスです。lmiにこれを頼めば75ドルもかかってしまうのですから・・・
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 裏にもブレイスパターンが書かれています。
但し、Xブレイシングではありません。Aブレイシングというのでしょうか、マーチン廉価版ギターの定番になっています。
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 トップの端には000 25.4と書かれています。OOOタイプで25.4スケールのギタートップということですね。
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 指板です。ローズウッドですね、しかもパールドットインレイが埋め込み済みになっています。そこまでやってくれるの?ありがとうと言いたいほど親切です。
 初めからダイヤモンドインレイを入れたいなんていう人はそうはいないので、ギター作りの敷居を低くしてくれていますね。
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 バックブレイス、ライニングです。ライニングは上位機種と同じ物でしょう。ライニングの右隣はトラスロッドです。すべてのパーツが入っているので、工具を除けばタイトボンドと塗料関係があれば、1台組上げることができます。
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 トップブレイスです。これまたすぐに接着するだけです。今いろいろ製作しているので、このキットの製作はまだ行いませんが、材料を見た感じでは初心者をターゲットにした親切なキットだと思います。
 ただ、製品が定価で14万、実勢価格が8万程度で手に入る価格のギターですから、あこがれのD28やOMモデルを自分で作り上げる楽しみはありません。このあたりが評価の分かれ目となるでしょう。
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 製作開始です、サイドは上下があります。
平らな面に置いて安定するのがトップの側です。安定した状態で両サイドを合わせて置いておきます。あと、テイルブロックとネックブロックを用意しておきます。
 サイドにネックブロックとテイルブロックを接着する作業を最初に行います。
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 左がテイルブロック、右がネックブロックです。ネックの側にはネックが乗るので複雑な形をしています。
これに対してテイルブロックはシンプルな形です。
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 ネックブロックには中心線を現わす溝が切ってありますが、テイルブロックは何も書かれていないので、中心線を記入しておきます。
 この面だけでなく上下からも中心がわかるようにしておくと役に立ちます。
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 まず、テイルブロックから接着します。タイトボンドを使います。まんべんに指で伸ばします。
 量は若干はみ出るくらいが良いと思います。
 タイトボンドはつけてすぐに接着できるタイプではないので、少し時間をおくことが必要です、あせって作業をする必要はありません。
 楽しく製作していきましょう。
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 クランプで接着します。はみ出たタイトボンドはこまめにふき取ります。クランプをかけて滑るようでしたら、少し時間をおいてみましょう。こういうときは自分の手で固定することもあります。クランプも一回で決めず、一度固定したところで、はずして位置を変えて固定し直します。
 ボンドがはみ出て余計なところに接着することを防ぐためです。
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 ネックブロックの方は仮止め状態にしておきます。クランプがたくさんあれば一気に接着しても良いのですが、今回は着実に製作を進めていこうと思います。
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 ネックブロックの接着です、ブロックも合板のため少し不安な部分もありますが、ネックブロックの接着は慎重にやりましょう、左右にずれないこと、サイドの端にぴったりあわせることがポイントです。
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 ライニングの接着をしました、8本入っているので片面4本を使います。まずクリップで仮止めして形を慣らします。次にタイトボンドで1本ずつ接着していきます。この時ライニングがサイドより幾分高くなるように接着していくことが大切です。ライニングはトップとサイドのノリシロのようなものです、あとで削って、平面を出します。特にバック側はカーブをつけて接合するので、ライニングの方が高くなります。
building laminate 1
building laminate 2
building laminate 3
building laminate 4